前回、2022年3月にフラワーアレンジメントを体験してきた「浦安ブライトンホテル東京ベイ」雅の会。今回は「こぎん刺し」をテーマに開催。編集部は前回に引き続き、「こぎん刺し」を体験してきました!
こぎん刺しとは何か?そして編集部は予想を超えて悪戦苦労。しかし、完成後の喜びと、何より自分が作った作品が持ち帰れる嬉しさ。さらに、悪戦苦の闘後の楽しいお食事会。「浦安ブライトンホテル東京ベイ」雅の会「こぎん刺し」のレポートをしたいと思います!
浦安ブライトンホテル東京ベイ「雅の会」とは?
浦安ブライトンホテル東京ベイでは、今年「雅の会 美と学び」というテーマで、定期的なイベントを開催しています。前回が、フラワーアレンジメント、そして今回がこぎん刺し。ホテル内の京懐石「螢」という和の空間を贅沢に使い、毎回異なるテーマで先生をお招きし、お教室を行い、その後会食をするというものです。
ホテルの素敵な空間で、今まで経験してこなかった事が体験でき、お教室後には先生や、他の参加者の方々と作品の品評などしながら、和の懐石を頂ける。これは、ちょっと贅沢な出来事ではありますが、とても満足度が高い体験ができると思います。
会場になるのは、こちらの京懐石「螢」。上はお祝いなどの時の宴席レイアウトの写真ですが、この贅沢な空間で、お教室や、会食が行われます。新浦安駅前とは思えない風情。窓からは坪庭も見えて、落ち着いた空間です。
早速「こぎん刺し」に挑戦!
今回のテーマは「こぎん刺し」。こぎん刺しとは、青森県津軽地方に伝わる伝統的な刺繍「刺し子」の一種です。江戸時代に、津軽の農民たちが厳しい冬を乗り越えるため、衣服を補強、保温しようと、麻布に木綿の糸で刺し子を施すようになり、それが津軽の「こぎん刺し」になっていったそうです。
先生は、こぎん刺しアーティストの近藤静香先生。各地で、こぎん刺しのワークショップや、ギャラリーでの展示販売、セレクトショップやインターネットショップで作品の販売などをされている方です。
浦安市の近くでは、南行徳の雑貨店「tomte(トムテ)」さんで、作品を見たり購入したりすることができるそうです。
〒272-0138 千葉県市川市南行徳1-18-17「tomte(トムテ)」
MAPLEBUCKETS’S GALLERY
Maple Buckets インスタグラム
作品作りは、何を作りたいかから、決めていきます。今回は、初心者向けと言うことで、小ぶりな作品「針山」「フレーム」「オーナメント」から選択。どれも可愛らいしい!ほんとこんな風に作れるのでしょうか。
そして、作品にあった生地と糸を選択します。生地の色は3色、編集部は、フォトフレームを作ることにしました。生地の色は渋めのアイボリーを選択。そしてそれに合いそうな糸を選びます。糸の色はすごくたくさんあって迷ってしまいます。
これが作業用に準備されたテーブル。参加者一人一人にきちんとしたスペースがあり、作業もしやすいです。和室ですが、掘りコタツ式の席でしたので、足も楽々。テーブルには設計図のようなものと、針やハサミなどが準備されていました。
このお教室、自宅から何かを準備してくる必要がないのです。使う素材や、道具は全部準備されているのです。強いて言えば、今回細かい作業なのでメガネ必須の方は、メガネ持参でしょうか、、
さて、この設計図のようなものが何か?と言うと、これから作る模様の設計図なのです。こぎん刺しには、基本的な模様があって、本来はこの模様を繰り返したり、いくつも使って複雑な模様を描いていくのですが、今回は初心者向け、と言うことで、小さめの模様を一つだけ作っていく事になります。
編集部は「ダンブリコ」の模様を選択。ちょっと華やかに見えたので選んだのですが、実はこの模様、縫い目の数が多い程、何度も針を通さなければならないので、「ダンブリコ」はちょっと難し目の模様でした。これが後々、苦労する羽目になるとは、、
近藤先生が、この設計図を片手に、縫っていく順番から教えてくださいます。端から縫うのかと思ったら違っていて、中央から縫うのだそうです。
実際に目の前で、中央から縫うところを見せてくださるので、実にわかりやすいです。
編集部も挑戦!センターを出して、そこから縫い始めます。ちなみに針は、クロスステッチ用のもの、縫い針と違って、針の先が丸みを帯びています。
さて、実は、ここからが大変、、、悪戦苦闘の始まり〜。さっきの設計図をもう一度出しちゃいますが、どこを縫うかと言うのが、厳密に決まっているのです。このマス目の見方ですが、縦横に線が引かれている所が、生地の糸の部分なのです。
つまり、生地の目を見ながら、3つ目、とか、5つ目とか、数えながら縫っていかないといけないのです。後で、家族にこの話をしたら、刺繍ってそう言うもの、そんな事も知らなかったの?って言われる始末。刺繍などしたことの無い編集部は、生地の目を数えるとは思ってもいなかったので、悪戦苦闘。
目を数えると言っても、相手は超細かい生地。しかも、糸がより糸で複数本絡んだものなので、糸が生地の目に被ってしまい、さらに目を数えるのが困難。眼力150%+針をたぐって手探りで、1つ目〜、2つ目〜、3つ目〜、、、しかし5つ目くらいになると、本当に5つ目なのか、確信が持てなくなる、、
しかし、ここで目を間違えると、段が変わった時に、矛盾が出てきてしまって、模様が変わってしまう、ので、間違えられない、、
その後、あまりの集中と、余裕のなさで、作業途中の写真があまりないのです、、申し訳ない。
さて、作業自体は、この繰り返し、設計図通りに縫っていけばいいのですが、そう書くととても簡単、、でも実際やると、大変、、
近藤先生からは、キリのいいタイミングで、糸を最後どうするのか、縫い終わった後の、後処理の説明がありました。
実は、目を間違えて、縫い直しなどありましたが、近藤先生が超高速の手捌きで、縫い目を戻してくださったり、なんだかんだ手厚いサポートもあって、なんとか完成。ぜ〜ぜ〜。
最後の仕上げに、先生が、生地をカットしてフレームに合わせて下さってます。
そして!完成!!やった〜〜!こうしてみると、小さいフレームですが、苦労して作ったので愛着もひとしお!
こちらが、今回の参加者の作品たち!和室なので、どこに飾っても様になる!手前の3つが生徒さんの作品、奥の2つは先生の見本です。針山も可愛いですね!
そして、もちろんこの作品は自宅へ持ち帰れます。編集部も自宅のTVの前にしっかりと飾ってあります。
「こぎん刺し」なにか素朴な味わいで、生地の風合いや和の模様が生活に溶け込んでいくような感覚があります。現代の生活って、どちらかというとゴチャゴチャとしてシンプルさがないと思いますが、そこに「こぎん刺し」が入ることで、ほっと一息つける空間が生まれるような気がします。
「こぎん刺し」でもっと大きなタペストリーとかを作って、部屋に飾るとほっとできる空間が広がりそう!そんな夢が広がりました。しかし、大きな作品を作るなんて、、、今回の経験では、かなりの修行が必要そうです。
悪戦苦労の後の会食は楽しい!
さて、悪戦苦闘で作品を仕上げた後は、お楽しみの会食タイム!です。ドリンクは、ホテルおすすめのノンアルコールカクテル、これスイカのイメージなんです。
すごいよく出来てる!スイカそっくり!そしてお味は、、やはりスイカ味。種のように見えるのはチョコチップで、下に沈んでいるのはキウイです。チョコチップがサクサクして美味しく、キウィが程よい甘さと酸味を加えています。
前回の「雅の会」レポートでもご紹介しましたが、会食は「献招点心」二段重スタイルの懐石ランチです。
2段のお重の他に、先付け、お椀、汁物とお造り、そしてデザートが付きます。昼間からすごい贅沢!
ここでメニュをちょっとご紹介します。
- 先付:蓬豆富、黄味酢、空豆翡翠煮、軸防風
- お椀:碓井豆のすり流し、あん平、丘ひじき、新玉葱、花びら人参
- 箱盛り上段:口取り出し巻き玉子、太刀魚の酒盗焼き 芽生姜、新蓮根の当座煮、白芋茎 利休 クコの実、焼き梅蒸し、順菜酢、小メロン
- 箱盛り下段:煮物蟹の飛龍頭 冬瓜 絹さや
- 食事:新生姜としらすのご飯 香の物
- 外出し膳:造り季節のお造り あしらい一式
- 汁物:赤出汁
- デザート:季節の和菓子
なお、内容は季節ごとに変わるそうですので、こちらは取材時時点のものです。
さて、数多くのメニューの中から印象に残った料理をいくつかご紹介します。
「蓬豆富」はモチモチの食感。ヨモギの香りがほんのり、黄味酢がマヨネーズのように優しく包み込んでいます。ちょこっと乗った空豆がホクホクして美味しい!
「あん平」はハンペンのような、かまぼこのような、魚のすり身を蒸してできたものですが、「碓井豆のすり流し」が餡になっていて、トロリと優しくてまろやかな味、口に含むとほっとする味です。
お重の上段からは「順菜酢」。これまず器が良くないですか?!すごく可愛い!まるで陶器で出来た金魚鉢のようで、ここが小さな小さな箱庭のようになっています。
そして中身がじゅんさい。編集部は秋田に旅行に行った時食べたのですが、つるりとした食感がクセになる水草。酸味も程よくて、爽やかです。
「焼き梅蒸し」は要するに茶碗蒸しなのですが、上に乗っているのが梅肉。梅の酸味が合うんですよ。茶碗むしのアクセントになっています。これも器がまた可愛い!
デザートは、餡子と栗と求肥。求肥、編集部は好きなんです。求肥だけ大量に食べられちゃう。このもちもち感がたまりません。しかしこれは会席料理、お上品に餡子で上手に作られた皮と栗とで頂きます。
雅の会「こぎん刺し」の詳しい情報
さて、雅の会「こぎん刺し」のレポートはいかがでしたでしょうか。7月にも開催されますので、興味を持たれた方はぜひぜひご体験を!ちょっと日常から離れて、静かなホテルの京懐石レストランで、非日常を楽しんでみてはいかがですか。
次回は7月12日に開催!「雅の会“こぎん刺し”体験」
手ぶらで気軽に楽しめる。「美」と「学」の雅なおとな時間。
螢の座敷で至福のひととき、大人になった今こそ始めたい趣味に出会い、料理長が丁寧に仕上げた色鮮やかなお食事をご堪能ください。
講師:こぎん刺しアーティスト 近藤静香先生
7月12日(火)12:00よりお教室 、13:30よりお食事
ネット予約はこちらです
電話でご予約はこちらです
京懐石「螢」:047-350-9093
最後まで読んでいただいた方に、ここで耳寄り情報!
「浦安ブライトンホテル東京ベイ」雅の会の第三弾!は8月に「ヨガ」体験を予定されているそうです。「ヨガ」に興味のある方、ちょっとやってみたいけど、機会がないとお考えの皆様、期待してお待ちください〜。
『あなたの大切な記念日』を教えてください!!
ここで「浦安ブライトンホテル東京ベイ」さんからお願いが!「浦安ブライトンホテル東京ベイ」では、あなたの大切な記念日を大募集しているそうです。
誕生日、結婚記念日、還暦のお祝い、七五三、卒業入学などのお祝いだけではない!あなただけのとっておきの記念日を教えて下さい!
Instagram(浦安ブライトンホテルの公式アカウントへDM)か、 LINE(浦安ブライトンホテルをお友だち登録、リッチメニューより投稿)で応募すると、抽選で毎月1名様に素敵な「ラブアニ的」プレゼントが当たるそうです。
題して!「教えて、あなたのアニバーサリー。ボクにこそっと『ラブ、アニバーサリー』」
詳しくは、こちらの記事をご覧ください!
「浦安ブライトンホテル東京ベイ」のまとめ情報はこちらです
関連記事もご覧ください
「浦安ブライトンホテル東京ベイ」ホテル概要
浦安ブライトンホテル東京ベイ
(オリエンタルランドグループ直営ホテル)
所在地 :千葉県浦安市美浜1-9
浦安ブライトンホテル東京ベイは、JR新浦安駅直結、舞浜駅まで1駅3分 東京ディズニーリゾート(R)・パートナーホテルです。
客室数は189室に抑え、ご家族・グループ向けからカップル向けまで、それぞれのコンセプトを持ったバリエーション豊富な客室をご用意しています。
レストランは洋食・和食・中国料理・鉄板焼と全7店舗を直営。その他、プールやエステ施設を備えたリフレッシュクラブ「ジーナス」を運営しております。
婚礼では「みんなの、「よかった」のために。」をコンセプトに、おふたりに合った結婚式をご提案しております。
Google MAP で検索する
楽天トラベルで検索する
じゃらんで検索する
一休comで検索する
YAHOOトラベルで検索する