浦安市郷土博物館のリニューアルオープン記念に、編集部では郷土博物館の取材にお伺いしました。
リニューアル記念イベントの模様や、リニューアルした「テーマ展示室」のレポートは前半の記事でご紹介しましたが、この後半の記事では、「船の展示室」、屋外展示「浦安の町」、そして、郷土博物館近辺の休憩スポットをご紹介したいと思います。
船の展示室 海と駆ける
テーマ展示室から下へ降りると、「船の展示室」海と駆ける、があります。ここには、漁で使った「ベカ船」が展示されています。
ベカ船は、「仮屋」と呼ばれる木造船の製造場で、伝統的な工具を使って作られていました。ここでは、実際の製造実演を見ることもできます。
造船工具は独特な道具を使い、この船大工道具は千葉県の有形文化財に指定されているそうです。
その他に気になったのは、この大型船。「投網船」と呼ばれ、投網で採った魚を乗船している客に振る舞ったそうです。今で言う「屋形船」の原型ではないでしょうか。
当時の写真まで残っていて、雰囲気が伝わってきます。
この船の展示室は、この秋頃にリニューアル第二弾として、改装されるそうですので、現在の展示を見たい方は今がチャンスです。
屋外展示「浦安の町」海と暮らす
ここから屋外へ出ると、浦安市郷土博物館の目玉展示とも言える「浦安の町」海と暮らす、が現れます。
昭和30〜40年頃の浦安の町並みを再現していて、一部の家屋は本物の家を移築したものです。中央に流れるのが境川、ベカ船が接岸し、船宿の姿が見えます。
タイムスリップしたような町並み。どこも必見の展示が続きます。写真映えすることも間違いなしです。ちょっとしたミニテーマパーク!
ここのかまどは実際に使うことができて、イベント開催時には、ここで炊いたご飯を食べたりするそうです。
昭和の時代には、銭湯へ行くのが普通でしたよね。この銭湯は入ることはできないのですが、雰囲気は十分伝わってきます。
天ぷら屋の「天鉄」は、山本周五郎の「青べか物語」に登場する天ぷら屋を再現したもので、中に入って休憩することもできます。
その他に、駄菓子屋さんもあり、実際に駄菓子を買うことができます。街なかには、井戸があったり、水洗い場があったり、昭和の浦安の街に飛び込む事ができます。
見学の後にはミュージアムグッズとティーブレイクを
展示物のご紹介はここまでですが、郷土博物館のロビーには、こんなマスコットキャラクターがいます。名前は「あっさり君」!第二回浦安市ゆるキャラグランプリでグランプリを獲得した、郷土博物館のキャラクターです。
先程ご紹介のべか舟に乗り、漁師町浦安の伝統的な、ねじりはちまきをしたスタイルと、名産のあさりを組み合わせたキャラクターです。
イベントのときは、本物?のあっさり君も登場する事がありますので、そのときは会えるチャンスです!
お土産のミュージアムグッズコーナーでは、あっさり君グッズもたくさんあります。見学記念にいかがですか。
さて、浦安市郷土博物館を出ると、隣が浦安市立中央図書館ですが、ここのブックカフェ「Dan」では、テイクアウトコーナーがあります。
見学の後は、ここでコーヒーを買って、公園で休憩というのもおすすめです。
また、浦安市郷土博物館には併設のカフェレストラン「すてんぱれ」があります。しっかり食事したいときはこちらがオススメ。
名物は「あさりめし」1,100円。浦安といえば、やはりあさり、あさりめしと小鉢、味噌汁がついてきます。
この度リニューアルした「浦安市郷土博物館」、一度行く価値あり!のオススメ施設です。ぜひお出かけしてみて下さい!
前半「浦安市郷土博物館」リニューアル記念イベントと、テーマ展示のご紹介
浦安市郷土博物館の詳しい情報
所在地:千葉県浦安市猫実一丁目2番7号
電話番号:047-305-4300
ファクス番号:047-305-7744
開館時間:午前9時30分から午後5時(入館は午後4時30分まで)
休館日:月曜日(月曜日が祝日の場合はその翌日)、館内整理日、祝日の翌日、年末年始(12月29日から1月3日)
入館料:無料
駐車場:あり
交通アクセス:
東京メトロ東西線「浦安駅」より、おさんぽバス医療センター線で「健康センター・郷土博物館」下車徒歩2分。または、東京ベイシティバス6系統で「市役所前」下車徒歩4分
JR京葉線「新浦安駅」より、おさんぽバス医療センター線で「健康センター・郷土博物館」下車徒歩2分。または、おさんぽバス舞浜線で「健康センター」下車徒歩3分
JR京葉線「舞浜駅」より、おさんぽバス舞浜線で「健康センター」下車徒歩3分。または、東京ベイシティバス6系統で「市役所前」下車徒歩4分
公式HP