【特集】聖者が浦安にやってきた!『Live Cafe Mute』で「外山喜雄とデキシーセインツ・ライブ」を見てきました!

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皆さんはライブハウスやライブカフェといったところに行ったことありますか。編集部はエンタメ系が好きなので、何度か行ったことがあるのですが、行った事がない人にとっては、「何をやっているのか分からない」とか「お金がかかるのか分からない」とか、敷居の高さを感じますよね。

今回は、新浦安駅前に最近出来た『Live Cafe Mute』さんにお伺いし、「外山喜雄とデキシーセインツ・ライブ」のレポートと共に、ライブカフェってこんなもの、というご紹介ができれば、と思っています!

ライブカフェって何?

ライブカフェ、とかライブハウスというのは、生の演奏を聞きながら食事が出来たり、コーヒーやお酒が飲める小ぶりなホール、と行ったイメージのもので、お店によって違いがあるのですが、大体はお酒や、コーヒー、おつまみなどを頼めば、そこで生演奏しているステージが見れるものです。

気になるのは演奏を見るための代金ですが、別途料金がかかる場合は、テーブルチャージ〇〇円という名目や、ライブの代金として〇〇円、ワンドリンク注文お願いしますとか、初めから看板などに明記されていますので、後から余計にお金がかかる心配はいりません。

どんな演奏をしているのかによるのですが、何か飲み物や食べ物を頼めば、別料金不要の場合もありますし、投げ銭と言って、会計時にチップを置いていくというパターンもあります。チップと言っても、ほんと気持ちだけで大丈夫ですし、もちろん払う義務があるわけではありません。

新浦安駅前にできた『Live Cafe Mute』も、そんなライブカフェの一つ。しかも、駅前も駅前、バスロータリー沿いにお店がありますので、お仕事帰りとか、ちょっと帰りにコーヒーを飲むくらいの感じで気軽に立ち寄ってみてはいかがでしょうか。

今回取材の「外山喜雄とデキシーセインツ」とは

今回お伺いしたのは「外山喜雄とデキシーセインツ」のライブ!「外山喜雄とデキシーセインツ」というのは、日本におけるデキシーランド・ジャズの第一人者、外山喜雄さんが率いるジャズバンドです。

デキシーランド・ジャズって何?って話なのですが、ジャズの原点と言われているもので、20世紀のはじめに、アメリカのニューオーリンズ発祥のジャズです。

難しい話をしてもしょうがないので、わかりやすいお話をすると「外山喜雄とデキシーセインツ」は、1983年から23年間、東京ディズニーランド(R)に出演なさっていました。

映画メリーポピンズに登場するアニメのコミカルなバンド『パ―リーバンド』や、アドベンチャーランドのニューオリンズ広場にある『カフェ・オーリンズ』で演奏されていた『ロイヤル・ストリート・シックス』をなさってました。とお話すると、ご覧になった方も多いのではないでしょうか。

カリブの海賊の近辺は、まさしくデキシーランド・ジャズの聖地である、アメリカ・ニューオーリンズの街並みを再現したエリアで、『ロイヤル・ストリート・シックス』が演奏していたものが、デキシーランド・ジャズ、そのものなのです。

また、外山喜雄さんは、日本ルイ・アームストロング協会の会長やニューオリンズ市名誉市民でいらっしゃって、まさに日本におけるデキシーランド・ジャズの第一人者なのです。そして最近では、NHK連続テレビ小説『カムカムエヴリバディ』の中で劇中歌を歌われています。

そんな方々がなんと!浦安市民!そして縁あって今回、新浦安駅前の『Live Cafe Mute』に出演なさった訳です。

「外山喜雄とデキシーセインツ」公式HP

外山喜雄とデキシーセインツ
Yoshio Toyama & the Dixie Saints オフィシャル・ホームページ

「外山喜雄とデキシーセインツ」ライブの模様

さて、6月4日(土)に行われた「外山喜雄とデキシーセインツ」ライブですが、オープニングは外山さん達がお店の外から「ビビディ・バビディ・ブー」を演奏しながら入ってくるという演出で始まりました。『Live Cafe Mute』は新浦安駅前のロータリーに面してますので、お店の外というのは、つまりバス停のあたり、、

日常生活の中に突如現れるジャズバンド!何がはじまったのか?!新浦安駅前を通行中のみなさんもびっくりで足を止め、お店を覗き込む人混みができる始末。

編集部もコロナ禍で、こうしたエンターティメントに触れる機会も少なく、また「外山喜雄とデキシーセインツ」のライブを見たのも、何年かぶり。外山さんのご挨拶で、ハリのある声を聞いた時は、懐かしく、また、ほっとして、この時点で「外山喜雄とデキシーセインツ」の魔法にかかっていたようです。

ステージは、ジャズのスタンダートなナンバーから、ディズニーソングをジャズにアレンジしたものまでバラエティに富んでいました。途中休憩を挟んで、たっぷり2時間余り。ジャズに詳しくない人でも「どこかで聞いたことがある」曲がたくさん演奏され、ライブカフェデビューの皆さんにも大オススメのステージです。

トランペットとボーカルを担当されているのが、リーダーの外山喜雄さん。そして奥様の外山恵子さんは、ピアノとバンジョーを担当。バンジョー奏者って日本では珍しいと思うのですが、デキシーランド・ジャズの演目では、結構スタンダードな楽器。

ステージで一番印象的だったのは、チャップリンの「モダン・タイムス」で流れる曲「スマイル」。この2年間にわたるコロナ禍で、「外山喜雄とデキシーセインツ」はもちろん、ミュージシャンやエンターテイメントに関わる人たちの活躍の舞台が奪われ、厳しい状態だったとのお話があり、その後ご夫婦で「スマイル」を演奏されました。

歌詞の一部には「怖くて悲しくても 笑顔なら 笑顔なら きっと明日は 太陽は昇り 君のために輝く」とあり、笑顔を浮かべる外山さんのボーカルに、会場は感動で静まりかえりました。

さて、メンバーのご紹介ですが、クラリネットは広津誠さん。

トロンボーンが粉川忠範さん。 

粉川忠範さんの得意技が「ドナルドダック」の声で歌うこと!外山さんとの掛け合いが始まると会場は爆笑の渦に、そして、全員でドナルドダックの声で演奏に参加!

ベースは藤崎羊一さん。 ベースを奏でる時の恍惚な表情が印象的です。 

また、ベースでメロディーラインを演奏するなど、超絶テクニックも披露。

ドラムスがサバオ渡辺さん。渡辺貞夫さんではありませんと、外山さんからご紹介があり、こちらでも会場から笑いが。

ところで、外山さんといえば「この素晴らしき世界」(What a Wonderful World)が超有名な演目。アメリカの偉大なトランペット奏者の「サッチモ」(ルイ・アームストロング)と歌声がそっくりと言われていて、外山さんが歌い出すと、ハリのある歌声が会場に響き渡ります。

また、ディズニーソングからリトルマーメードの「アンダー・ザ・シー」、そして最近では、新しめのディズニーソングにも挑戦されているとのことで、アナと雪の女王から「レット・イット・ゴー」を披露。こんな新しい曲でもジャズにアレンジできるんだ!と新たな発見も。

そしてその後、サプライズが!なんと『Live Cafe Mute』のオーナーの尾﨑正男さんが、トランペットを抱えて演奏に参戦し始めたではないですか。後ほどご紹介しますが、オーナーの尾﨑さんも音楽関係者。自ら奏者でもいらっしゃいますし、現在では、『Live Cafe Mute』のオーナー業以外に、音楽監督などの仕事もなさっているそうです。

そして「スウィングしなけりゃ意味がない」では、「デュワ・デュワ・デュワ・デュワ・」と歌う下りがあるのですが、ここで観客全員で合唱。声を大きくしたり、小さくしたり、外山さんの指揮?で、舞台を盛り上げます。

この場面では、会場に来ていたちびっ子達にも大ウケ。そう、お子さんでも遠慮なく来ていただいて大丈夫なんですよ。

そして、これがないとステージが締まらない!お馴染みの「聖者の行進」が始まると、会場の熱気も最高潮!ここで驚きの事態が!外山さん達が、演奏しながら外に出て行ってしまったのです!

あまりの事態に、写真がブレブレで申し訳ありません!お店の外、というのはつまり新浦安駅のバスロータリー。街ゆく人たちも何事かと!ほんと、まさに、聖者が街に(浦安に)やってきた!という事態です。

この瞬間、浦安の街が、ニューオーリンズに見えた、というのは幻でしょうか。感動の嵐です。浦安が音楽で溢れた街になればいいのに、編集部はこのステージで、夢や幻を見ることができました。

ライブの凄さを堪能した2時間。ベタな言い方ですが、涙あり、笑いあり、そして会場が一緒になって歌ったり。ライブというのは、何が起こるか分からない、ミュージシャンだけではなく、会場を訪れた人と一緒になって作り上げていくものだと感じました。

また、大ホールでやるコンサートとは違い、ミュージシャンとの距離の近さ。演者と目が合い、一緒にエンターティメントの場を作っているという一体感。

演奏後には、ミュージシャンの皆さんとお話もできますし、一緒に写真を撮ってもらったり、感動の余韻に浸ることができます。これは、大きなコンサートでは感じることのできない体験ではないでしょうか。

こんな体験のできるライブスポット「Live Cafe Mute」が浦安に誕生したのです。これは一度行かないとですよね!

浦安に音楽を「Live Cafe Mute」の思い

「Live Cafe Mute」とオーナーの尾﨑正男さんとは

「Live Cafe Mute」というのは、今年の春に新浦安駅前にできた「ライブカフェ」なのですが、この場所は、浦安市が推進する創業支援事業「チャレンジショップ」に誕生したものです。

「チャレンジショップ」というのは、浦安市が行なっている創業支援の一環で、飲食業や小売業で創業を志す人や、創業間もない事業者のスタートアップを支援する施設です。

昨年度には、パンのお取り置きサービス「sacri station(サクリステーション)」とヨガ教室「smile HYGGE yoga(スマイル ヒュッゲ ヨガ)」の2店舗がオープンしていました。ご利用なさった方も多いのではないでしょうか。

今年度の開店にあたっても、「Live Cafe Mute」さんは、浦安市のチャレンジショップ利用選定委員会の審査を受けて、選ばれたショップなのです。

オーナーの尾﨑正男さんは、飲食店のご経験者というよりかは、音楽関係者の方で、主に舞台のディレクターや演出、音楽監督などを務められてきた方です。またご自身もミュージシャンとして活躍されていたそうで、今回のステージでも華麗なトランペットを披露されていました。

今回の開店にあたっても、音楽や舞台関係のお知り合いの人脈を活かし、開店に漕ぎ着けたとの事です。浦安市のチャレンジショップは、審査制なので、審査を通って選定されてから、実際に開店ができるまでの期間が1ヶ月程度と短く、開店準備は、尋常ではない忙しさだったとか。

お店自体の内装工事や、テーブル・イス・食器などの手配、その他開店準備は、お仲間と共に、全て手作業されたそうです。その割には、店内は驚きのクオリティー。さすがステージを熟知されている方と言った感じです。ちなみに、準備期間の平均睡眠時間は2時間くらいで、それが1ヶ月以上続いたとか。驚きの事態です。

浦安を音楽の街にしたい!

尾﨑さんによると、浦安市というのは、ご存知の通り東京ディズニリゾート(R)があり、また舞浜アンフィシアターという巨大なホールもあり、もともとミュージシャンをはじめ、エンターティメントに関わる人たちがたくさん住んでる街だとの事です。

しかし、この2年を超えるコロナ禍で、ミュージシャンの方々のダメージも大変なものだったとの事です。出演する舞台を奪われ、中には、ミュージシャンを諦め、去って行った人も多かったとか。

尾﨑さんの夢は、この「Live Cafe Mute」を起点に、浦安を音楽の街、エンターティメントの街にする事だそうです。ミュージシャンの人たちに活躍の舞台を提供し、「チャレンジショップ」卒業後には、市内にライブスポットを作るのが夢。

「チャレンジショップ」の1年間というのは短く、すでに市内で来年の営業に向け物件を探しているとか。できれば、「ビッグバンドジャズ」ができるような大きめのジャズ・スポットができれば、と考えられているそうです。

編集部も、今回の「外山喜雄とデキシーセインツ」ライブを見ながら、浦安に音楽が溢れ、日常的にエンターティメントと触れ合える街になるといいなと、強く思いました。

「Live Cafe Mute」メニューのご紹介

さて、ライブのお話ばかりしてきましたので、次は、メニューのお話です。いきなりライブに行くのもちょっと、という方には、ランチ営業もされていますので、気軽に立ち寄ってみてはいかがでしょうか。

ランチメニューのご紹介

ランチは、3種類のカレーか、サンドイッチが基本。ミニサラダやヨーグルト、ドリンク付きなどもあり、とてもリーズナブルです。

こちらは「スパイシービーフドライカレー」。濃厚なビーフのドライカレーが乗ったタイプで、編集部も好きなカレー。

複雑にスパイスが効いていて、本格的な味です。スライスした卵がかわいい!意外とこのタイプの卵って食べれないですよね。カレーが辛口なので、卵と一緒に食べるとまろやかになります。

付け合わせのサラダと、ヨーグルト。そして、らっきょうも添えられています。

こちらは「キーマカレー」。これもスパイシーです。辛さは「スパイシービーフドライカレー」の方が上でしょうか。サラッとして見えますが、味は複雑で濃厚。

コーヒーは、オーナーが一杯ずつサイフォンで手入れ。尾﨑さんは、コーヒーがお好きだとの事で、コーヒーにもこだわりがあります。

ディナーメニューのご紹介

お酒のメニューはこちらです。お酒を傾けながらライブを聞く。至福のひとときではないでしょうか。お仕事帰りに、ちょっと一杯だけ、というのもアリですよね。

フードのメニューはこちらです。編集部はライブ当日、「フライドポテト」のケイジャンスパイスをチョイス。ケイジャン料理というのは、アメリカ南部ルイジアナ州から広がった郷土料理。食べるとわかるのですが、きっと食べたことのある味。今回のライブにピッタリ!

チーズと生ハムの盛り合わせ。スパークリングワインもありますので、ワインとの相性は抜群。ワイン片手にライブの時は、このメニューをチョイス!

そして、「ソーセージの盛り合わせ」はこちら。普通のソーセージ、ハーブの効いたソーセージ、そして辛口のチョリソソーセージの3種盛りです。ジュージューと焼きたてで登場。粒マスタードとザワークラウトが合う!ビール片手にご機嫌ですね!

フードではありませんが、オリジナル缶バッチも発見しましたよ〜。「Live Cafe Mute」が気に入ったらお土産に一つ買われてはいかがですか。

「Live Cafe Mute」今後のライブスケジュール

今回の「外山喜雄とデキシーセインツ」ライブの料金ですが、大人 2,000円、小中学生 1,000円でした。これに、何かドリンクや、おつまみを頼むという感じになります。ライブは、無料(投げ銭)のものから、有料のものまで色々あります。

「外山喜雄とデキシーセインツ」ライブの次回開催は、7月3日(日)14:00〜/18:00〜の2ステージ。料金は同じく、大人 2,000円、小中学生 1,000円です。「外山喜雄とデキシーセインツ」ライブは大人気なので、予約は急いで〜。

予約:Live Cafe Mute 080-4751-1028

その他のスケジュールですが、どんどん更新されているので、公式HPを見てみてください!

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「Live Cafe Mute」の詳しい情報

ライブカフェ Muteは、素敵な音楽とともに、美味しいコーヒーやお酒を楽しんでいただける場所として、新浦安駅前に誕生いたしました。

「Live Cafe Mute」
住所:〒279-0012 千葉県浦安市入船1丁目2新浦安駅前プラザマーレ1階
営業時間:11:30~21:00(16:00~17:00 営業切替の為一旦クローズします)
定休日:毎週水曜日
電話:080-4751-1028

公式HP

Live Cafe Mute
新浦安で営業していたライブカフェ「Mute」です 2023年2月12日をもって閉店いたしました 皆さまのご愛顧に心から感謝いたします

「Live Cafe Mute」

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